中古住宅の購入を検討しています。心配なのは耐震性です。建築基準法が何度も改正されていているようですが、素人にはよく分かりません。どう変わっているのかを具体的に教えてください。

建築基準法の大幅な改正があったのは1981(昭和56)年です。耐震性が飛躍に改善され、さらに2000(平成12)年には基礎の寸法や接合金具などが厳しく規定されました。

つまり1982年以降に建てられた建物は耐震性がアップし、2001年以降はさらに基礎寸法や接合金具が厳しくなっているといえます。
従って、1981年以前に建てられた住宅はお値段は安いでしょうから、建て替えを前提にするならお薦めですが、住居として買うなら見送るべきです。1982年以降の住宅で建築から年月がそれほどたっていない物件なら、価格はそれなりに高いと考えられますが、新築と比べれば割安感はあるはずです。1982年以降でも築後年数がたった物件は、それなりのリフォームが必要かもしれません。

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