中古住宅を探しています。心配なのは欠陥住宅を買ってしまうことです。欠陥住宅を見分けるポイントってありますか?
住宅の欠陥には雨漏りや壁のひび割れ、基礎工事の手抜きなど、さまざまなものが考えられるので、一概には言えません。ただ言えるのは、まず買おうと思っている住宅を細かくチェックすることです。
雨漏りなら建築後1~2年ほどで水漏れが起きるケースもあるので、屋根裏をのぞいてシミがないかを確認しましょう。ただし、雨が降った日か翌日でないと雨漏り跡が見つからない場合もあります。外壁や内壁を観察するだけでなく、床下や小屋裏ものぞいて、ひび割れや亀裂、基礎の異常などがないか確認することも大切です。建築時に実施した地盤調査の資料があれば、それも併せて確認します。室内はなるべくスリッパを履かず、素足または靴下のままで歩くと違和感のある沈み込みや傾きを感じ取ることができる場合もあります。しかし、目で見て分かる欠陥なら発見できても、建物内部に隠された不具合は容易には分かりません。
やはり最後は人を観察することです。仲介の営業担当者は住宅のプロなので、詳しく説明を求め、その営業担当者が信頼できる人なのかを見極めることです。もう一つ肝心なことは、その家を建てた業者の信用や口コミをチェックすることです。家は物件ですが、建てた人を知ることで家の素顔が見えてくることがあります。