●地盤 |
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今は造成されてきれいに見える土地でも、造成前はどうだったのか。山林・池・沼地・田・畑など以前の状態によっては家を建てる際に地盤を強固にするための多額の費用がかかることもあります。建替えの土地か新しい造成地かでも土の性質によっては安定性の違いがあります。
洪水や土砂崩れなど災害の恐れがないかなどの安全面のチェックも必要です。
その土地の地盤状況は家を建てる時の要となりますのでしっかり確認しておきましょう。 |
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●形状 |
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必ずしも角地が良いとも限りませんが、2面道路なので採光の取りやすさや通風の条件が上がる、一定の条件を満たすことで建ぺい率が10%アップするなどのメリットがあります。と同時に周囲の目線を受けやすく、地価が高いというデメリットもあります。それぞれ土地の形状には大なり小なりのメリットとデメリットがあると考え、両方をきちんと確認しておきましょう。 |
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●道路 |
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家を建てるためには土地が2m以上前面道路に接していなければなりません。また前面道路幅が4m未満の場合、家を建てる時に敷地の一部が利用できないという制限を受けることになるので注意が必要です。用途地域によって道路斜線制限という建物の高さの制限もあります。
前面道路が私道の場合には権利関係の確認が必要になります。
そして重要なポイントとして土地と道路との高低差の確認があります。
その土地の地形が低ければ少しの雨で地下水がたまり湿気や浸水を気にしなければならないケースもあります。
近くに横断歩道がある駐車場の入り口は横断歩道から5m以上離さなければなりません。
交通量が多い道路では車庫入れや外出する際に支障がないかも見ておくと
良いでしょう。
このように土地を検討するときには併せて前面道路も確認しておきましょう。 |
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●設備 |
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日常生活に欠かせないものといえば電気・ガス・水道など。公共マス(最終マス)の有無、水道ボックスが宅地内にあるかどうか、ガス菅の表示の有無、土地から一番近い電柱の位置。また高台にある土地では特に水圧の確認、 排水、トイレの汚水処理を
どうするのかなど。
下水の入ってない地域では合併浄化槽の設置も必要になるかもしれません。
ゴミ処理の方法なども確認しておきたいポイントです。
公共マスや水道の引き込みなど、これら設備が土地のどこの位置にあるのかによって
家のプランに影響してきます。
そして設備のあるなしでは費用の面にも影響が出てきます。 |
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●権利 |
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土地の権利は法務局で調べない限り見えてこない部分です。いわゆる所有権、抵当権、賃借権、地役権などの権利です。特に銀行などの抵当に入っていないかは必ず確認しておきます。 |
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●環境 |
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入学前のお子様がいる場合は小・中学校の確認をしましょう。そして、学校までの通学路をお子様と一緒に歩いてみると、道路状況や安全性が確認できます。また、安全な遊び場(公園や緑地)はあるか、街灯の有無などもチェックポイントです。通勤通学に電車やバスを利用するなら、土地から駅やバス停までの所要時間と
移動時間も確認します。
生活環境を事前にチェックするのは大切なことです。実際に自分が住んでいると想像力を働かせてもう一度周りを見渡してみましょう。
日常の買い物をするスーパーはあるか、またどんな物を売っているのか。
近くにあるのは何科の病院で所要時間はどうか。
郵便局、銀行、市町村役場へ行くまでの距離はどうか。
主要道路の交通量や騒音はどうかなど。 |
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