土地購入に成功するたった3つの原則

 
自分の家を手に入れる最大の難関は「土地を取得すること」です。
あなたが土地購入において理想的な土地を手に入れるための3つの原則をご紹介します。

1.業者選びを慎重に

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「沢山の不動産業者に声をかければ、より取り見取りの土地情報が集まる」と思われがちですが、土地に関しては間違いです。
集まる土地情報は同じで、多くの営業マンがあなたに集まってきます。
多くの不動産の場合、土地情報は共有されています。ですから、数多く不動産業者に希望の条件をあげてみると、帰ってくる返事に同じ土地情報が記載されていることも珍しくありません。
また全てとは言いませんが、ほとんどの不動産業者は、あなたが初めて土地をさがしていると思うと売れにくい土地から案内します。
焦って決めてしまうと、あとで良い土地があったと後悔する場合もあります。
そして、多くの方が陥りやすいポイントは、「大手の方が中小の不動産業者より良い」と思い込んでいる点です。これは間違いです。
大手は不動産を売りたい人を最優先にします。買いたい人は時間もかかるので暗にお断りをすることがあります。それよりも土地を買いたいお客様を数多く手掛けてきた、中小の不動産仲介業者を選ぶ必要があるということです。
その可能性のある仲介業者を何社かあたり、その中から1社か2社選んで依頼しましょう。

2.優先順位は3つまで


土地を熱心に探している方に限って陥りやすい「探しても探しても決められない、決まらない」といったケースがあります。
これに陥ると、最後には疲れてしまい、営業マンから進められた物件をなんとなく契約。後から後悔するということも珍しくありません。
これは、土地に求める条件の最優先順位をしっかり把握できていない場合に起こります。土地には必ず一長一短があり、全てが希望にかなった土地というのはまずありません。
ですから、自分が土地を求めるものをただ羅列して探すのではなく、
しっかりと優先順位をつけて、それに照らし合わせて土地を見極めていく。
これが失敗しない探し方の最重要ポイントです。
現地をみながら、家族で話合い、最終的な優先順位をしっかり把握していくように心がけましょう。優先順位は最大3つまでです。それ以上あると、良い土地があっても躊躇することになり、後から後悔することも少なくありません。

3.資金計画はライフプランを考えて具体的に表にする


ここでいう資金計画は将来的な収支バランスの検証を意味します。住宅ローンは長期にわたり、毎月の支出の中でもかなりの割合を占めます。将来的な収支バランスの検証はじっくりとおこないましょう。
まず、ライフプランを出来る限り細かく想定した表をつくり、各ライフイベントに必要な資金を算出し、最も支出額が大きくなる時期(教育費の支出が多い時期)においても、住宅ローンの支払いが家計を圧迫しないかどうかを確認します。
すると、予定通り進めても大丈夫か、購入時期や購入予算を見直す必要があるかどうかも分かってきます。繰上げ返済をお考えの場合、その適切な時期も明確になります。
このライフプランを考えた上で土地を購入することがベストです。
立てたライフプランにもとずいて検証してみると、借り入れは可能であっても、そこまで住宅ローンを組まない方がよいという結果になるケースは意外と多いものです。ライフプランの検証は、ファイナンシャルプランナーに依頼するのが最も安全な方法です。
まとめますと
①業者選びを慎重に行う。
②土地購入条件(優先順位)を3つまで上げて探す。
③資金計画は長期のライフプランも考慮した表にする。
です。これが、土地購入に成功するたった3つの原則です。この3つを基本とし、土地を探してみて下さい。